白内障手術数は年間1,750件(令和元年度)で、東海地区有数の症例数を誇ります。その実績が認められ、他院に先がけて多焦点眼内レンズを導入しました。
合併症のある難症例の対応経験豊富な医師が在籍しています。全症例に小切開を適用し、患者さまの負担軽減、術後合併症の軽減、早期の社会復帰を目指した治療を行っています。
合併症のある難症例の対応経験豊富な医師が在籍しています。全症例に小切開を適用し、患者さまの負担軽減、術後合併症の軽減、早期の社会復帰を目指した治療を行っています。
緑内障は日本人の失明の原因となる第一位です。若くから発症する病気であり、早期発見が重要です。
当院では緑内障の治療にも力を入れており、年間の症例数は133件(令和元年度)です。様々な術式を取り入れ、小切開手術など症例に合った手術を行っています。
当院では緑内障の治療にも力を入れており、年間の症例数は133件(令和元年度)です。様々な術式を取り入れ、小切開手術など症例に合った手術を行っています。

網膜硝子体手術では、小切開手術を東海地区でいち早く取り入れ、多数の実績があります。
難症例の紹介も多く特に重症の糖尿網膜症、網膜剥離に対して良好な成績を得ています。
難症例の紹介も多く特に重症の糖尿網膜症、網膜剥離に対して良好な成績を得ています。
実績
眼科 令和元年度 手術件数

メディアでとりあげられました
概要
眼科外来は、大雄会第一病院です。
※大雄会第一病院は、紹介状をお持ちでなくても選定療養費(大病院に紹介状なしで、初めて受診するとかかる費用5,500円・税込)は必要ありません。
※大雄会第一病院は、紹介状をお持ちでなくても選定療養費(大病院に紹介状なしで、初めて受診するとかかる費用5,500円・税込)は必要ありません。
人間は8割以上の情報を、視覚を通して得ているといわれており、眼の病気などによって視覚からの情報が得られなくなると、日常生活に大きく支障をきたします。眼科では、白内障、緑内障から網膜硝子体疾患など目の疾患全般の診療を行い、手術治療を実施しています。

特色
年間1,000件以上の白内障手術、角膜手術も対応。
各医師が専門分野を持ち、安全かつ最先端の眼科医療を実現するよう努力しています。視力障害のある患者さまにも、診療を通して快適な生活ができるよう、最善の方法を提案していきたいと思います。
白内障の手術は年間1,000件以上実施しています。
・日本初承認 3焦点眼内レンズ導入
・多焦点眼内レンズ
一方、若くから発症する緑内障の治療にも力を入れています。
角膜疾患には、専門の医師が対応し、角膜移植手術も行っています。
白内障の手術は年間1,000件以上実施しています。
・日本初承認 3焦点眼内レンズ導入
・多焦点眼内レンズ
一方、若くから発症する緑内障の治療にも力を入れています。
角膜疾患には、専門の医師が対応し、角膜移植手術も行っています。
主な対象疾患
- 白内障
- 緑内障
- ドライアイ
- 水疱性角膜症
- 円錐角膜
- 涙道閉塞症
- 網膜剥離
- 糖尿病網膜症
- アレルギー性結膜炎
- 加齢黄斑変性症
※上記は一例です。
診療内容
眼科の診療について
白内障、緑内障、眼瞼・結膜・角膜疾患、網膜硝子体疾患等の治療、手術や、
眼鏡、コンタクトレンズの処方を行っております。
眼鏡、コンタクトレンズの処方を行っております。
白内障
日帰り手術、入院治療
糖尿病網膜症
眼底造影検査、OCT Angiography、抗VEGF療法、網膜光凝固治療、硝子体手術治療
加齢黄斑変性症
眼底造影検査、OCT Angiography、抗VEGF療法
斜視、弱視
視能訓練士による検査、視能訓練、適応の症例には手術を施行
視力障害のある方(ロービジョン)
適切な補助具の検討、指導
白内障について
白内障とは、眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう病気です。
加齢に伴い発症する場合が最も一般的です。白内障は放置さえしなければ、基本的には失明することはありません。しかし一度発症してしまうと、薬では進行を遅らせることはできますが、治療はできません。
加齢に伴い発症する場合が最も一般的です。白内障は放置さえしなければ、基本的には失明することはありません。しかし一度発症してしまうと、薬では進行を遅らせることはできますが、治療はできません。
白内障の症状
白内障にはさまざまな自覚症状があります。上記にも記載の通り白内障は水晶体の濁ってしまう病気のため、光が眼の中に十分に入らなくなり、物がかすんで見えるケースの方が多くみられます。また、かすんで見えるだけでなく、水晶の濁り方によっては水晶体内で光が乱反射し、眩しく見える場合もあります。
・物が霧がかって見える
・夜間、強い光を見た時にまぶしく見える(昼間よりも)
・霧がかかったようなモヤや視界がボケる
・視力検査で急に視力が落ちた、目が疲れやすくなった
上記の症状に該当する方は、眼科の受診をお勧めします。
・物が霧がかって見える
・夜間、強い光を見た時にまぶしく見える(昼間よりも)
・霧がかかったようなモヤや視界がボケる
・視力検査で急に視力が落ちた、目が疲れやすくなった
上記の症状に該当する方は、眼科の受診をお勧めします。
白内障の治療
白内障の手術は濁った水晶体を取り除き、その代りに人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入します。
麻酔は多くの場合、眼のみの局所麻酔で、手術時間は10分前後ですが、高度に白内障が進行している方や、緑内障、ぶどう膜炎などを合併している場合は長くなることがあります。
麻酔は多くの場合、眼のみの局所麻酔で、手術時間は10分前後ですが、高度に白内障が進行している方や、緑内障、ぶどう膜炎などを合併している場合は長くなることがあります。

レンズの種類
2019年8月1日より国内初承認の3焦点眼内レンズ「Alcon AcrySof IQ PanOptix」の取り扱いを開始しました。
この3焦点レンズは、正式な全国発売は2019年10月25日からですが、当院は日々の実績より先行導入施設として8月より行いました。
この3焦点レンズは、正式な全国発売は2019年10月25日からですが、当院は日々の実績より先行導入施設として8月より行いました。
白内障手術時に眼内に入れるレンズの種類は単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズと大きく分けて2種類あります。
また、複数の距離にピントが合う「多焦点眼内レンズ」にもさまざまな種類があり、おもに近方(30〜50cm)や中間距離(50cm〜3m)の見え方に違いがあります。
各レンズには、メリットとデメリットがありますので、主治医とよく相談しレンズを決めましょう。
また、複数の距離にピントが合う「多焦点眼内レンズ」にもさまざまな種類があり、おもに近方(30〜50cm)や中間距離(50cm〜3m)の見え方に違いがあります。
各レンズには、メリットとデメリットがありますので、主治医とよく相談しレンズを決めましょう。

多焦点眼内レンズ
2020年4月より多焦点眼内レンズは、保険外併用療養費の選定療養費扱いに変更されました。白内障手術費用は保険給付の対象ですが、レンズ費用については自費でのご負担になります。
こちらのレンズ費用は高額療養費の対象にはなりませんのでご注意ください。
※保険外療養費とは
健康保険では、保険が適用されない保険外の療養を受けると、保険が適用される療養にかかる費用も含めて、医療費の全額が自己負担となります。ただし、医療技術の進歩や患者のニーズの多様化に対応するために、保険適用外の療養を受ける場合でも、一定の条件をみたした「評価療養」と「選定療養」については保険との併用が認められ、保険の枠をこえる部分についての差額は自己負担となります。
こちらのレンズ費用は高額療養費の対象にはなりませんのでご注意ください。
※保険外療養費とは
健康保険では、保険が適用されない保険外の療養を受けると、保険が適用される療養にかかる費用も含めて、医療費の全額が自己負担となります。ただし、医療技術の進歩や患者のニーズの多様化に対応するために、保険適用外の療養を受ける場合でも、一定の条件をみたした「評価療養」と「選定療養」については保険との併用が認められ、保険の枠をこえる部分についての差額は自己負担となります。
【多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術の費用について】
・ 2020年3月をもちまして、多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術は、先進医療から除外されました。
・ 多焦点眼内レンズの治療費は所得税の医療費控除が受けられます。
年間の医療費自己負担額が10万円を超えた場合、確定申告時の医療費控除が得られます。詳しくは下記の国税庁による回答ページをご覧下さい。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm
手術費用についてご不明な点はお電話にてお問い合わせください。
TEL. 0586-72-1211 大雄会第一病院 医事課
・ 2020年3月をもちまして、多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術は、先進医療から除外されました。
・ 多焦点眼内レンズの治療費は所得税の医療費控除が受けられます。
年間の医療費自己負担額が10万円を超えた場合、確定申告時の医療費控除が得られます。詳しくは下記の国税庁による回答ページをご覧下さい。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm
手術費用についてご不明な点はお電話にてお問い合わせください。
TEL. 0586-72-1211 大雄会第一病院 医事課
緑内障について
緑内障は、視野が狭くなる病気で、日本人の失明の原因の第一位の病気です。自分で症状を自覚する頃には、既に進行している場合が多く、重症になると失明の危険もあるため、早期発見する必要があります。
緑内障の症状
緑内障は、「視野」が欠けて狭くなる病気です。一度視野が欠けてしまうと、治療を行っても戻すことが困難です。主な原因は、房水を排出できず、眼圧が上昇することで視神経や網膜神経線維が障害され進行します。活字を読んでいるときに、文字が黒く抜けて見にくいところがあったり、歩行中、障害物に気が付かずに、ぶつかってしまうことがある場合は緑内障の可能性があります。

視野の欠け方には個人差がありますが、たとえば図1のように進行していきます。灰色の部分が視野の欠損部分です。ー度でも視野が欠けてしまうと、治療をおこなっても元に戻す事はできません。視力が良くても視野が狭くなってしまうと、くっきりと見える範囲が狭いため見え方が悪くなってしまいます。つまり視力が良くても「緑内障」としては進行している場合があるのです。

図1 視野の欠け方イメージ
検査について
●視力・眼圧検査
眼圧が高いと、緑内障が進行しやすくなるので、定期的にチェックします。
●視野検査
わずかな視野欠損を早期に発見することができます。
●光干渉断層計(OCT)
視神経の形や網膜の厚みを調べることで、緑内障が進行しやすい方を発見したり、どの部位の視野が欠落しやすいかを推察できます。
眼圧が高いと、緑内障が進行しやすくなるので、定期的にチェックします。
●視野検査
わずかな視野欠損を早期に発見することができます。
●光干渉断層計(OCT)
視神経の形や網膜の厚みを調べることで、緑内障が進行しやすい方を発見したり、どの部位の視野が欠落しやすいかを推察できます。

治療について
●点眼治療
点眼治療で眼圧を下げることにより、緑内障の進行を弱めることができます。
●手術治療
点眼治療だけでは眼圧下降の効果が限られる場合や、急激に進行した緑内障に対して、手術を行います。
点眼治療で眼圧を下げることにより、緑内障の進行を弱めることができます。
●手術治療
点眼治療だけでは眼圧下降の効果が限られる場合や、急激に進行した緑内障に対して、手術を行います。
手術について
緑内障に対するいろいろな治療法から、患者さまの症状に合わせて選択し手術を行います。
●濾過手術(線維柱帯切除術)
眼内にたまりすぎた房水を通常とは別の経路から逃がすことで眼圧をさげる手術です。
●緑内障治療用インプラント挿入手術
虹彩切除の必要がない為、安全で短時間の手術が可能なインプラント手術です。また術後の合併症も他の手術に比べより少ないのも特徴です。
●濾過手術(線維柱帯切除術)
眼内にたまりすぎた房水を通常とは別の経路から逃がすことで眼圧をさげる手術です。
●緑内障治療用インプラント挿入手術
虹彩切除の必要がない為、安全で短時間の手術が可能なインプラント手術です。また術後の合併症も他の手術に比べより少ないのも特徴です。
角膜移植について
大雄会では、東海地方では数少ない角膜専門の医師が、角膜移植手術をはじめ、様々な角膜疾患に対する診療を行っています。
表層角膜移植(LKP)、深層層状角膜移植(DALK)
拒絶反応や術後の合併症のリスクが軽減される角膜移植手術です。また、非観血的手術となるため、駆出性出血のリスクが軽減されます。ドナー角膜の内皮の状態が悪くても使用できます。
角膜内皮移植(DSAEK)
無縫合で接着させるため、4.5mmの切開部のわずかな縫合だけで済み、術後惹起乱視が少ない角膜移植手術です。病変が角膜内皮に限局している場合、角膜内皮移植(DSAEK)が適応になります。
角膜輪部移植
輪部機能不全があり、角膜上皮化が困難な場合には、角膜輪部移植が適応となります。眼類天疱瘡、スティーブンジョンソン症候群、角膜熱傷などが対象となります。
全層角膜移植(PKP)
角膜の上皮から内皮までの全層にわたって移植をします。適応する疾患は、角膜内皮障害に加え、実質にまで病変が及ぶ場合や、虹彩欠損、緑内障手術後、無水晶体眼などのハイリスク症例の場合です。また、ハイリスクな水疱性角膜症や一部の角膜変性症、および外傷性角膜瘢痕や角膜感染症など、幅広い疾患が対象となります。