「糖尿病で入院?」と多くの方は思ったはずです。「忙しい、症状もない、そもそも糖尿病で入院?」など…まだまだあると思います。そんな糖尿病入院の疑問にお答えしていきます。
糖尿病入院のメリット
「糖尿病の診断です。入院しましょう。」「えっ、入院するの?」
なぜ糖尿病で入院するのでしょう。それは糖尿病を良くするために知識の整理と治療の見直しを行い、合併症を評価するため、になります。通院でもできそうですが、入院することにもメリットがあります。
通院は短くても1か月毎になることが多いですが、診察間隔が空くため血糖値を良くするまでに時間がかかります。
一方で、入院中は毎日診察があるため短期間に集中して治療を受けることができます。血糖を集中的によくすると、その後仮に血糖値が悪化しても良い状態のことを体が覚えおり(メタボリックメモリー)またその効果が持続するため、年単位でみた場合に合併症発症が抑えられること(レガシー効果)がDCCT研究(※ 1)やUKDS研究(※ 2)といった糖尿病研究から分かっています。
通院でも充分よくすることはできますが、やはりより早いタイミングでより良くしていくことの意義が大きいのです。
通院は短くても1か月毎になることが多いですが、診察間隔が空くため血糖値を良くするまでに時間がかかります。
一方で、入院中は毎日診察があるため短期間に集中して治療を受けることができます。血糖を集中的によくすると、その後仮に血糖値が悪化しても良い状態のことを体が覚えおり(メタボリックメモリー)またその効果が持続するため、年単位でみた場合に合併症発症が抑えられること(レガシー効果)がDCCT研究(※ 1)やUKDS研究(※ 2)といった糖尿病研究から分かっています。
通院でも充分よくすることはできますが、やはりより早いタイミングでより良くしていくことの意義が大きいのです。
この他にも糖尿病について丁寧な情報提供ができること、短期間で合併症評価ができること、入院ならではの検査もあること、などのメリットがあります。時間もあるためじっくりと自分自身と向かい合うことができることも良い面です。短期的にみると入院治療はお金と時間がかかりますが、長期的にみたときには将来への大切な自己投資になります。
実際に治療サポートする側として、入院するとその後の経過も良いことが多いように感じています。
実際に治療サポートする側として、入院するとその後の経過も良いことが多いように感じています。
(※ 1)…1型糖尿病患者を対象に行われた糖尿病の大規模調査。
(※ 2)…2型糖尿病患者を対象に行われた糖尿病の大規模調査。
(※ 2)…2型糖尿病患者を対象に行われた糖尿病の大規模調査。

糖尿病で入院したら何をするの?
大きく3つ①糖尿病への理解を深めるための情報提供②糖尿病と合併症の検査評価③適切な治療法の選択
①糖尿病への理解を深めるための情報提供
食事・運動・薬が糖尿病治療の三本柱になりますが、いずれの治療でもご自分で取り組まないといけないことが沢山あります。日常生活と治療が複雑に関係していることから、糖尿病入院ではまず日常的に糖尿病とうまくお付き合いするために必要な情報を様々な職種からわかりやすくお伝えしています。
例えば看護師・管理栄養士・理学療法士などから、糖尿病の一般知識や注意点、栄養バランスを意識した食事の選び方、健康的な運動などをお伝えしています。(このほかにもまだまだたくさんあります。)
食事・運動・薬が糖尿病治療の三本柱になりますが、いずれの治療でもご自分で取り組まないといけないことが沢山あります。日常生活と治療が複雑に関係していることから、糖尿病入院ではまず日常的に糖尿病とうまくお付き合いするために必要な情報を様々な職種からわかりやすくお伝えしています。
例えば看護師・管理栄養士・理学療法士などから、糖尿病の一般知識や注意点、栄養バランスを意識した食事の選び方、健康的な運動などをお伝えしています。(このほかにもまだまだたくさんあります。)

②糖尿病と合併症の検査評価
糖尿病は全身に合併症や併存症を起こすため、採血や蓄尿(1日尿をめる検査)、エコーやCTなどの画像検査、神経伝達速度や血管年齢検査どの生理検査を行い、糖尿病と全身の合併症をしっかり調べます。必要な場合は内分泌・糖尿病内科以外の診療科とも連携しながら全身状態の評価を行います。
③適切な治療法の選択
検査結果を踏まえたうえで、インスリン治療や薬物療法、生活介入など適切な治療方法の選択を行っていきます。
病院毎多少の違いはありますが、大きくこの3つを短期集中的に行うことで糖尿病のない方と変わらない人生を送ることができるように皆さんをサポートしていきます。
糖尿病入院について少し疑問が解けたでしょうか。少しでも皆さんのお役に立てたのならば幸いす。糖尿病とうまくお付き合いしながら健康で幸せな人生を送っていきましょう。
糖尿病は全身に合併症や併存症を起こすため、採血や蓄尿(1日尿をめる検査)、エコーやCTなどの画像検査、神経伝達速度や血管年齢検査どの生理検査を行い、糖尿病と全身の合併症をしっかり調べます。必要な場合は内分泌・糖尿病内科以外の診療科とも連携しながら全身状態の評価を行います。
③適切な治療法の選択
検査結果を踏まえたうえで、インスリン治療や薬物療法、生活介入など適切な治療方法の選択を行っていきます。
病院毎多少の違いはありますが、大きくこの3つを短期集中的に行うことで糖尿病のない方と変わらない人生を送ることができるように皆さんをサポートしていきます。
糖尿病入院について少し疑問が解けたでしょうか。少しでも皆さんのお役に立てたのならば幸いす。糖尿病とうまくお付き合いしながら健康で幸せな人生を送っていきましょう。
監修
橋本 昌哉(はしもと まさや)
● 主な資格
日本糖尿病学会認定糖尿病専門医、日本内分泌学会認定内分泌代謝科専門医
● 主な専門領域
糖尿病、代謝、内分泌内科
● 主な資格
日本糖尿病学会認定糖尿病専門医、日本内分泌学会認定内分泌代謝科専門医
● 主な専門領域
糖尿病、代謝、内分泌内科