診療科・部門

救命救急センター

概要

24時間体制で高度な救急医療を提供します。

救命救急センターは、一次・二次医療機関や消防機関との連携のもと、生命の危機に瀕した救急患者さまに対して、24時間体制で高度な救急医療を提供する施設です。従って診療対象は医院や診療所、一次・二次救急病院からの紹介や、消防機関から直接依頼を受けての救急車やドクターヘリで搬送される救急患者さまの診療が中心となります。尚、当院の所属する二次医療圏では二次救急当番制が救命救急センターにも適応されるため、歩いて来院されるような軽症患者さまの救急診療についても診療対象となっています。
また、2023年3月からはドクターカーの運用を開始しました。救急現場にいち早く医師・看護師・救急救命士を派遣し、その場で処置を行うことで、救命率の向上を図ります。

救命医療施設の位置付け

特色

当院は愛知県における尾張北西部地区の救急・災害医療の中核施設としての役割を担っています。

救急初療室

救急車・ドクターヘリ等によって搬送されてきた重症患者さまに対して迅速な救命処置や診断を施す救急初療室(ER)と、2階のフロアのセンター病床(ICU・HCU)からなります。救急初療室(ER)では救急科が24時間体制で救急搬送される重症患者さまの初期診療を行います。

集中治療室

ICU・HCUでは、集中治療科を中心に24時間365日、重篤な患者さまの治療、手術後の経過観察などを行います。 ICUのベッド数は8床で、各ベッドには最新のモニター機器と人工呼吸器を配置。ベッドサイドで緊急内視鏡や血液透析などを行うこともできます。

専用エレベーター

フロア内は素早く適切な医療を提供できるよう細かな動線まで配慮されております。別階の中央手術部、センター病床(ICU・HCU)へは専用エレベーターで結ばれ、必要に応じてすぐ搬送し、手術・治療を行うことができます。

ドクターカー

2023年3月1日より、ドクターカーの運用を開始しました。
大雄会ドクターカーは、救命処置等の必要な救急現場において一宮市消防本部からの要請を受け、医師、看護師、救急救命士が同乗して現場に出動します。
医師は現場で医療行為を行い、医師と消防隊員が連携し、地域住民の救命率の向上を図ることを目的とします。

[出動時間]
平日 9:00~17:00
[出動範囲]
一宮市内

※一宮市消防本部からの要請にのみ応じます。

運用開始のお知らせはこちらから

主な対象疾患

・ 蘇生や呼吸・循環管理が必要な状態(心肺停止・ショック状態・重症呼吸不全など)
・ 急性心血管疾患(急性冠症候群・重症心不全・重症不整脈・急性大動脈解離など)
・ 脳血管障害(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など)
・ 緊急手術を必要とする腹膜炎や出血性病変
・ 重症内因性疾患(肝不全・重症膵炎・腎不全など)
・ 交通事故、災害、転落、墜落による重症外傷(多発外傷・重症頭部外傷など)
・ 急性中毒・重症熱傷など

注意事項

輸血を拒否される患者さまへ

総合大雄会病院・大雄会第一病院では、輸血を拒否される患者さまに対し、相対的無輸血にて対応しております。
詳しくはこちら >

ご協力のお願い

救命救急センターでは重篤な患者さまの治療を最優先にさせていただきます。
当センターの役割をご理解いただき、以下の項目にご協力いただきますようお願いいたします。

・ 保険証をお持ちでない方は、自費扱いとなります。
・ 交通事故、労災で受診される場合、後日の会計処理が異なりますので、受付窓口でその旨をお申し出ください。
・ 救急医療を円滑におこなうため、下記のような行為は禁止しています。
  なお、注意・制止などスタッフの指示に従っていただけない場合は警察へ通報いたします。
・ 暴力・おどし行為
・ 大声・罵声・いやがらせ行為など他の患者さまに迷惑をかける行為
・ 診察に支障をきたす行為

実績

救命救急センター 重症患者診療実績(令和5年1月〜令和5年12月)
救命救急センター 救急搬送応需率

医師紹介

  • 救命救急センター 顧問

    井上 保介

    救命救急センター 顧問

    井上 保介

    ● 主な専門領域
    救急医学、集中治療医学、麻酔科学、航空医療
    ● 所属学会
    日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本麻酔科学会、日本臨床救急医学会、日本航空医療学会、日本外傷学会、日本中毒学会、日本交通科学学会、日本病院前救急診療医学会、へき地・離島救急医療学会、日本災害医学会、日本環境感染学会
    ● 資格
    日本救急医学会救急科専門医、日本集中治療医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本航空医療学会認定指導者、日本病院前救急診療医学会評議員、臨床研修指導医、医療安全管理者養成研修会修了
    医学博士
  • 総合大雄会病院 副院長 兼 医療安全対策室 室長

    宮部 浩道

    総合大雄会病院 副院長 兼 医療安全対策室 室長

    宮部 浩道

    ● 主な専門領域
    内因性救急、集中治療
    ● 所属学会
    日本内科学会、日本循環器学会、日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本臨床救急医学会、日本感染症学会、日本集団災害医学会、日本病院総合診療医学会、日本呼吸療法医学会、日本医学シミュレーション学会、医療の質・安全学会、日本臨床倫理学会、日本在宅救急医学会
    ● 資格
    日本内科学会認定内科医・指導医、日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本救急医学会救急科専門医、日本集中治療医学会集中治療専門医
    臨床倫理認定士、医療安全管理者、明日の医療の質向上をリードする医師養成プログラム研修修了、日本医療メディエーターB
    SCCM FCCSインストラクター、AHA ACLS-EPインストラクター、AHA ACLSファカルティ、AHA BLSインストラクター、JMECCコースディレクター、ICLSコースディレクター、CVCインストラクター、JATECプロバイダー
    臨床研修指導医
    医学博士
  • 救命救急センターセンター長 兼 救急科診療部長

    北原 雅徳

    救命救急センターセンター長 兼 救急科診療部長

    北原 雅徳

    ● 主な専門領域
    外傷含め救急全般、集中治療
    ● 所属学会
    日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本外科学会、日本外傷学会
    ● 資格
    日本救急医学会救急科専門医、日本医師会認定産業医、ICD(インフェクション・コントロール・ドクター)、JPTECプロバイダー、JATECプロバイダー、AHA BLSプロバイダー、AHA ACLSプロバイダー、ICLS プロバイダー、病院前医療体制における指導医等研修(上級者)課程修了、愛知県救急業務高度化推進事業実施要領第二4に規定する指導医師、臨床研修指導医
  • 外科診療部長 兼 救命救急センター外科部門 診療部長
    兼 臨床研修センター長

    武鹿 良規

    外科診療部長 兼 救命救急センター外科部門 診療部長
    兼 臨床研修センター長

    武鹿 良規

    ● 主な専門領域
    一般外科
    ● 所属学会
    日本外科学会、日本臨床外科学会、日本乳癌学会、日本遺伝性腫瘍学会、日本消化器外科学会、日本ヘルニア学会
    ● 資格
    日本外科学会専門医・認定医、日本乳癌学会乳腺認定医、検診マンモグラフィ読影認定医、臨床研修指導医
  • 循環器内科診療副部長 兼 救命救急センター内科部門 診療部長

    谷 信彦

    循環器内科診療副部長 兼 救命救急センター内科部門 診療部長

    谷 信彦

    ● 主な専門領域
    循環器一般
    ● 所属学会
    日本内科学会、日本循環器学会、日本心血管インターベンション治療学会
    ● 資格
    日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医、日本循環器学会循環器専門医、日本心血管インターベンション治療学会認定医、浅大腿動脈ステントグラフト実施医(GORE VIABAHN Endoprosthesis)、植込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療研修修了、臨床研修指導医
  • 救急科診療副部長

    丹野 翔五

    救急科診療副部長

    丹野 翔五

    ● 主な専門領域
    救急診療
    ● 所属学会
    日本救急医学会、日本集中治療医学会
    ● 資格
    日本救急医学会救急科専門医、AHA ACLS インストラクター、AHA PALSコースディレクター、AHA BLSインストラクター、JATECインストラクター、臨床研修指導医
  • 救急科医師

    小峠 和希

    救急科医師

    小峠 和希

    ● 主な専門領域
    救急医学、集中治療
    ● 所属学会
    日本救急医学会、日本集中治療医学会

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