MRI装置
MRI装置
MRI検査とは、磁石の力を利用して体内を画像化する検査で、縦、横、斜めと任意の断面で体内を観察することが可能です。
CTやレントゲン検査と異なり、放射線の被ばくがないことがMRI検査の特徴であり、そのうえ血管像が造影剤を注射することなく撮影できるため、患者さんにとっては非常に負担が少ない検査のひとつです。MRI検査は人間ドックによく用いられます。

大雄会では、総合大雄会病院に2台、大雄会第一病院に1台のMRI装置を設置し、3台体制で検査を実施しています。スタッフも24時間365日の緊急対応を可能とした体制をとっています。
・2021年5月に大雄会第一病院に新しいMRI装置を導入しました。詳しくはこちら
総合大雄会病院のMRI
総合大雄会病院は2017年4月に、最新のMRI装置を導入いたしました。この装置の最大の特徴は、70㎝の非常に広い開口径(トンネルの大きさ)、145㎝のショートガントリ(クラス最小の奥行)の設計となっており、加えて一般に暗い装置内(トンネル内)がLED照明により明るい環境にすることによって、より広く感じる設計となっております。この設計により、従来検査の困難であった重度肥満、脊柱後弯などの患者さまの検査を可能とするだけでなく、患者さまに与える快適性を向上するとともに検査時の不安や緊張を取り除き、閉所恐怖症や小児の患者さまにおいても検査の施行が期待できる装置と言えます。
※オープン型MRIではありません
また、この装置は検査の快適性の向上だけでなく、装置の性能として最新のアプリケーションをすべて導入し、頭部や脊椎、関節などMRI装置では得意分野とされてきた領域の画質の向上はもちろんのこと、撮影時間の短縮や不快な撮影音の低減も可能となり、従来撮影することが困難であった心臓検査にも対応しています。
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POINT1
最新のアプリケーションにより、
特殊検査も対応 -
POINT2
撮影時間短縮に加え、
不快音低減 -
POINT3
閉所恐怖症・小児・重度肥満・
脊柱後弯などの
患者さまの検査も
検査でわかる疾患
頭・血管
脳梗塞、脳変性疾患、脳腫瘍、血管狭窄、血管奇形など

脊椎・関節
椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍、靭帯・半月板損傷、圧迫骨折など

胸部・腹部
胆石、肝臓腫瘍、乳腺腫瘍、子宮、卵巣疾患、前立腺疾患など


大雄会第一病院のMRI装置が新しくなりました
-AI搭載最新バージョン
2021年5月、大雄会第一病院のMRI装置を更新しました。
この装置は2021年9月1日現在、日本で3台しか稼働していない最新バージョンの装置です。大雄会第一病院にその1号機が設置されました。
近年注目を集めているAI技術を使用した最新のアプリケーションを搭載しており、全ての検査部位において従来よりも高画質な画像を短時間で撮像することが可能となりました。

検査室内はLED照明と明るい壁紙により、明るく開放的な雰囲気をイメージしました。
装置本体もコンパクトになり、ガントリ(検査時に入る筒の部分)も短くなったため、圧迫感が低減しています。
乳幼児や音に敏感な方の検査時には、静音機能を使用しての撮像も可能です(検査部位によっては使用できない場合もあります)。