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2026年06月25日

お知らせ

心臓血管外科診療部長・小林健介医師の論文が「Cureus」に掲載されました

心臓血管外科診療部長・小林健介医師の論文が「Cureus」に掲載されました。

【掲載誌】
Cureus

【掲載タイトル】
Recurrent Ventricular Fibrillation Induced by a Mobile Thrombus in the Sinus of Valsalva in a Patient With Bipolar Disorder
(双極性障害患者におけるバルサルバ洞内の動揺性血栓に起因する難治性心室細動)

【概要】
本症例は若年の双極性障害の患者さんに突然発症した難治性の心室細動の救命症例です。大動脈内の左冠動脈入口部付近に付着した血栓が、一時的に冠動脈還流を障害したために生じたと考えられます。一般に上行大動脈の壁在血栓はまれで、早い血流速度や血管壁のシェアーストレスの影響で血栓はできにくいとされています。本症例でも一般的に指摘されるような先天的、後天的血栓形成素因はありませんでした。ただし、文献的には非常にまれではあるものの、双極性障害そのものの血管内皮細胞に対する影響や、全身性の慢性炎症への影響が指摘されているため、これらが血栓形成に影響した可能性は示唆されました。また実際に非常に少数ながらも、双極性障害と大動脈内血栓症を合併した症例報告が散見されます。これらの文献的考察をしつつ本症例に特徴的な臨床経過をまとめて報告しました。過去に研修医が学会の地方会で発表したのみでしたので、文献にするべきと考えて今回まとめました。

【掲載情報】
Cureus 18(6): e111391. doi:10.7759/cureus.111391

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