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2025年12月03日

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形成外科診療部長・伊藤悠介医師の論文が、日本創傷外科学会「International Journal of Surgical Wound Care」に掲載されました

形成外科診療部長・伊藤悠介医師の論文が、日本創傷外科学会「International Journal of Surgical Wound Care」に掲載されました。

【掲載誌】
International Journal of Surgical Wound Care

【掲載タイトル】
A Refractory Case of an Extensive Thigh Abscess Originating from the Hip Joint Following a Femoral Neck Fracture
(大腿骨頸部骨折後の股関節腔を原発とし、治療に難渋した大腿部広範囲膿瘍の1例)

【概要】
膿瘍を伴うような皮膚軟部組織感染症の治療の要点は、画像検査などによる早期の診断と、壊死した組織の除去(デブリードマン)による感染コントロール、そしてその後の組織欠損の再建です。今回経験した症例は大腿骨頸部骨折後の股関節腔から発生した大腿部の巨大膿瘍です。デブリードマンと皮膚移植を繰り返し行い感染コントロールを図りましたが、膿瘍の巨大化と敗血症性ショックやCOVID-19感染などによる全身状態の悪化により再建の選択肢が極めて限定され、治療に難渋しました。本症例の経過と、治療を通じて得たいくつかの知見を報告した論文です。

【掲載情報】
International Journal of Surgical Wound Care
vol.6 No.4 p.150-157
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ijswc/6/4/6_150/_article/-char/en

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