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2019年09月24日

イベント・セミナー

脳神経外科・秋医師が頭痛についての教養講座を行いました

9月20日(金)、あずら公民館にて脳神経外科 診療部長 秋医師が「頭痛について」と題した教養講座を行いました。
大雄会として丹陽連区での講演会は毎年恒例となっていますが、あずら公民館では初めて開催しました。当日は天候にも恵まれ、65名の方にご参加いただきました。

講演では「脳梗塞」、「脳出血」、「くも膜下出血」の最新の治療方法について、スライドや映像を用いて分かりやすく解説されました。秋医師の出身にちなんだ身近な例えや、クイズ形式での内容が面白く、会場は時折笑いに包まれました。

更に脳卒中では、日常生活の中で些細な異変に注意すること、特にキーワード「FAST」(=F・顔、A・腕、S・言葉、T・受診)は早期発見につながり、後遺症やその後の生活に大きく関わるため、異常を感じたら躊躇せず救急車を呼ぶこと、病院を受診することが重要であるとお話がありました。

また「脳卒中予防十か条」と題し、高血圧・糖尿病・不整脈、コレステロールといった危険因子の管理をすることや、喫煙していたらタバコを止めること、アルコール、塩分や脂肪の過剰摂取に注意すること、自分の体力にあった適度な運動を続けること、など生活習慣の改善によって自分自身で脳卒中を予防できることも強調されました。

質疑応答では、多くの方から治療や予防に対する質問があり、中にはカテーテルが足の付け根から心臓を抜けて脳までどのように届くのか?という質問や、頭痛の度合いに対する相談などもあり、会は盛況のうちに幕を閉じることができました。

大雄会では、今後も地域の方の関心が高いテーマで、医師の実例をもとに親しみやすい講演会を積極的に行ってまいります。

 

イベント名 :丹陽西部老人会 教養講座
演題目   :「頭痛について」
講師    :総合大雄会病院 脳神経外科診療部長 秋 達樹医師

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