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キャリア医師

透析センター医師インタビュー


血液透析・腹膜透析の両輪で地域を支える
──“選ばれる透析医療”を目指して

透析センターセンター長

中村 裕紀 先生

● 主な専門領域

慢性腎臓病(貧血、Ca・P代謝)、腹膜透析

透析センターの特長や強みについて教えてください

当院の透析センターは1970年の設立以来、1,000例を超える透析導入を行い、現在も約280名の患者さまが通院されています。1日3クールの血液透析を可能とする計79床の大規模体制で、西尾張エリアの透析医療を支えています。中でも、透析導入からプラットアクセスの作成、糖尿病や循環器疾患などの合併症管理まで、泌尿器科・糖尿病科・循環器科などの各専門医と連携しながら、一貫してフォローできる体制が整っているのが大きな特長です。

加えて、1990年代から力を入れてきた、在宅での腹膜透析も当センターの強みのひとつです。腎臓病と腹膜透析を専門とする私がセンター長となったことで、今後一層、腹膜透析に力を入れ、多角的・包括的なアプローチをしていきたいと考えています。「血液透析・腹膜透析の両方に強みを持つ施設」として、今後も多くの選択肢を患者さまに提供していく所存です。

透析センターの雰囲気はどうですか?

就任してまだ数ヶ月ですが、歴史と実績に裏打ちされた優れたチーム医療が確立されており、診療科や多職種による連携においても想像していた以上に良好であると感じています。私が長年掲げてきた「地域の透析医療に深く貢献していきたい」との思いを実現できる環境があり、そのビジョンを「一番必要としてくれた」大雄会で挑戦できることにますます喜びと責任を感じているところです。

透析センターではどのようなキャリアを形成できますか?

大雄会全体に言えることですが、希望する働き方に柔軟に対応してくれる点が大きなメリットです。例えば、出産・育児中で働き方に制限が必要なママさん医師には、ぴったりの環境だと思います。ぜひ大雄会で、ワークライフバランスを叶えながら、無理のない働き方やキャリア形成を実現していただきたく思います。

また、症例が非常に豊富なので、若手医師にとって臨床経験を積むのに最適な環境です。透析専門医の認定施設でもありますので資格取得を目指す方にも向いていますし、私自身も「次世代の教育」には先頭を切って力を入れていきたいと考えています。臨床研究や学会発表も積極的にサポートし、将来的には国際学会での発表、論文作成といった機会も整え、世界規模で情報発信していけるセンターになっていければと考えています。

今後、透析センターとしてどのような目標を掲げていますか?

腹膜透析導入のさらなる活性化を目指しています。腹膜透析は在宅療法としてQOLの向上にも大きく寄与しますが、まだまだ認知度が高いとは言えません。だからこそ「こういう選択肢もあるのですよ」と、患者さまやご家族に丁寧に説明をし、導入の機会を広げていきたいと考えています。

また、腹膜透析は医師にとっても非常に学びの多い分野です。血液透析と腹膜透析の両方に精通することで、より本質的な「患者さま本位の透析治療」が実現できると考えています。それを実践できる場が当センターにはありますので、「腹膜透析に関心がある」という方はぜひ興味を持っていただきたく思います。

求職者(医師)の方へのメッセージをお願いします

私たちが行うのは、透析導入前から始まり、血液透析・腹膜透析・腎移植の説明および選択、そして治療開始後の長期的な管理まで、非常に長いスパンで患者さまと関わっていく医療です。ですので、先ほどもお伝えした通り、医師の立場からは「丁寧な説明力」や「粘り強い関与力」といった能力が重要となってきます。そういった意味では、患者さまやご家族と誠実に向き合える方、人とのコミュニケーションを大切にできる方が合っていると思います。

センターの機能をさらに高めていくためには、私たちと志を同じくし、同じ方向を向ける仲間の存在が欠かせません。腹膜透析に情熱を持っている方、透析医療を中心に関わっていきたい方、他院では常勤として難しいとされる方、常勤として多様な働き方をご提案していきますので、ぜひ一度、大雄会第一病院を見学していただけたらと思います。胸を張ってアピールできる透析センターにしていきますので、ぜひお力添えのほどよろしくお願いいたします。

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