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キャリア医師

救急科医師インタビュー


救急・集中治療・教育が揃う「救急の総合医」へ

総合大雄会病院 副院長 兼 集中治療科診療部長 兼
救命救急センター統括部長 兼 医療安全対策室室長

宮部 浩道 先生

● 主な専門領域

内因性救急、集中治療

救急科の特長や強みについて教えてください

救急医療の入り口から集中治療まで、広く・深く関われる点にあります。救急車で来院されるような、いわゆる「命に関わる」状態の初期治療がメインとなりますが、プレホスピタル(病院到着前)からICU(集中治療室)まで、救急医療体制のフルラインに、救急専門医が中心となって対応しています。

ICUについては救急ICUと術後ICUの両者の機能を担っており、麻酔科と共にクローズドICUとして運営しています。日勤については主に救急科が担当しています。3次の救命救急センターではありますが受け入れる患者さんは重症度を問わず、軽症から重症まで幅広く受け入れており地域の救命救急センターとしての責任を担っています。

集中治療室(ICU)は8床のベッドを有し、その全てに最新の生体モニターと人工呼吸器が配されています

救急科の雰囲気はどうですか?

正直に言えば「医師が足りない」状況です。ただ、その分、役割分担や人員配置に工夫をし、ワークライフバランスを大切にした診療体制を整えています。看護師をはじめとするメディカルスタッフや事務スタッフがとても協力的で、診療科間、職種間の風通しの良さも、当院の働きやすさに影響を与えてくれます。また、NP(診療看護師)や認定看護師など、意欲のあるスタッフが多く、チーム医療の土台がしっかり整っている点もアピールポイントです。

私自身、医局人事などで他院を経験しましたが、大雄会にはこれまで3度常勤として戻ってきており、気づけば30年ほどの付き合いになります。そのくらい「またここで働きたい」と思わせてくれる病院もなかなかないと思います。

救急科ではどのようなキャリアを形成できますか?

救急・集中治療に関わりながら、自身の専門性をさらに伸ばしていくことも可能です。私ももともとは循環器内科医でしたが、「もっと広く診たい」「集中治療を学びたい」との思いから、42歳で再修行し、現在に至っています。

また、集中治療専門医の研修施設に認定され、救急科については、来年度より基幹プログラムのスタートが予定されています。さらに、各種インストラクター資格を有する医師が多数在籍しているため、オン・ザ・ジョブ、オフ・ザ・ジョブの両面からより高度なスキルアップも望めます。将来的にIVRや内視鏡などのサブスペシャリティを組み合わせたい医師も大歓迎です。ベースを救急に置きながら「週に2回は外科へ」といった要望にもできるだけ対応していきたいと考えています。

今後、救急科としてどのような目標を掲げていますか?

まずは、24時間・365日体制で救急科の専門医が常駐する体制の実現です。これは病院からの要望でもあり、私たちの理想でもあります。加えて、診療面では「外傷に力を入れていきたい」という流れがありますが、もちろん外傷に特化するつもりはありません。ひとつのテーマとして外傷対応を強化していくことで、より多くの症例・経験が得られ、若手の教育につながっていくのではと考えた結果です。
個人的にも「教育」は特に注力していきたい分野で、救急や集中治療は、時に“地に足つかない領域”など言われますが、だからこそ、臨床倫理や死生観への配慮が欠かすことなく、正しい理屈と標準化された教育を大切にしながら、未来を担う若手を育てていけたらと考えます。

求職者(医師)の方へのメッセージをお願いします

重症から軽症まで、すべての患者さまに対する「救急の総合医」を目指しています。そして、医師の方々には、ご希望や実現したいキャリアに応じて、軸足の置き方を一緒に考えながら、柔軟な職場づくりを進めています。国内・国外での学会発表にも手厚いフォロー体制が揃っていますので、「救急の世界に飛び込みたい」と考えている若手も、経験豊富なベテランも、それぞれの強みを発揮できるフィールドでぜひ活躍してください。ともに学び、助け合いながら、一緒に地域医療に貢献していきましょう。ご応募お待ちしております!

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