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脳卒中センター

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概要・特色

尾張西部医療圏の中核病院として、特に、救急医療に力を入れるなか、当科は脳神経系疾患全般を対象とし、より高度な医療をご提供できる体制を整えております。
特徴としては、まず第一に、平成9年10月に脳卒中センターを立ち上げ、以後、夜間・休日を問わず、脳神経外科医が常駐する体制をとっていることです。
これにより、脳塞栓症に対する選択的血栓溶解術や緊急手術を要する頭部外傷、脳出血などにも速やかに対応可能であり、治療成績の向上にもつながっております。
第二に、近年、増加傾向にある「血管内治療」においても、院内のスペシャリストと連携をとり、破裂脳動脈瘤・動静脈奇形に対するコイル塞栓術や、頸部頸動脈狭窄に対するステント留置術など、より高度な血管内治療にも対応可能であることです。
第三に、最新かつ豊富な医療検査機器を有し、また、優れた検査技師の協力体制が整っていることです。これにより、より早く、より正確に診断が可能となり、適切な治療を速やかにご提供できます。
第四に、最新のモニター類が装備された集中治療室、高度治療室を有し、専任の集中治療科専門医が集中治療センターを管理していることです。これにより、重症脳挫傷や重症くも膜下出血術後に、管理に神経を使う低体温療法なども比較的安心して行うことができ、治療成績の向上につながっております。
第五に、脳ドックを含む健診センターと回復期リハビリテーション病棟が併設され、また、医療福祉相談室・地域医療連携室が充実していることです。これらにより、脳神経系疾患の急性期治療のみならず、予防・早期発見、早期機能回復、急性期治療終了後の諸問題への対処なども当院にて可能です。

※24時間緊急対応しております

対象疾患と診療内容

●脳血管障害(脳梗塞・脳出血・脳動脈瘤・脳動静脈奇形・もやもや病など)
脳梗塞
年間200〜230例入院されます。急性期治療は、原則的に症状の進行をおさえる各種点滴治療です。
早期からのリハビリテーションも重要です。選択的血栓溶解術により劇的に症状が改善する症例がありますが、年間数例です。
頸部頸動脈に狭窄や閉塞がみられる場合、各種検査で慎重に適応を検討し、頸部頸動脈内膜剥離術や血管吻合術などの血行再建を行っています。
高齢者やリスクの高い方、狭窄部位が高位である場合などは、ステント留置(血管内手術)を行っています。血管吻合術の適応例は厳密に検討するとそれほど多くなく、当院では年間3〜4例です。
脳出血
年間100例ほど入院されます。手術適応を検討する場合、出血の部位、程度にもよりますが、生命的予後と機能的予後の両面があります。当院では、ご家族の意向を尊重し、十分にご相談した上で手術適応を決定しております。結果として手術する症例は10%程度です。手術方法は開頭して血腫を除去する場合と、穿頭して定位脳手術で血腫を吸引除去する場合とあります。保存的治療は血圧のコントロールが中心です。いずれにせよ早期からのリハビリテーションで機能回復をはかります。
脳動脈瘤
くも膜下出血の原因は大半が脳動脈瘤の破裂によるものです。くも膜下出血は年間30〜50例入院されます。脳動脈瘤の手術は再出血を起こし致命的となるのを予防するためであり、必ずしも、くも膜下出血で損傷された脳の機能を改善できるものではありません。重症例ではやむなく保存的治療となります。外科的治療をおこなう症例は、くも膜下出血症例の60%〜70%です。脳ドックや頭痛などの精密検査で偶然みつかる未破裂脳動脈瘤もあります。脳動脈瘤の手術には、開頭して動脈瘤の根元をクリップで止める方法と、血管内手術で瘤内をコイルで塞栓する方法があります。根治性を考えるとまだまだ前者が主流ですが、動脈瘤の部位や患者さまの状態によっては後者を選択する場合もあります。当院では脳動脈瘤手術が年間30〜50例(未破裂脳動脈瘤を含む)であり、そのうち血管内治療が約10%です。
●脳腫瘍(良性:髄膜腫・下垂体腺腫・聴神経腫瘍など 悪性:神経膠腫・転移性腫瘍など)
良性腫瘍
ご高齢で神経脱落症状がなく、日常生活に支障をきたすような自覚症状が無い場合は経過観察しています。手術症例においては、根治性を考え、たとえ時間がかかっても全摘出を目指します。下垂体腺腫に関しては大半が経鼻的手術をおこなっております。
悪性腫瘍
神経膠腫の場合、組織診断のためにも何らかの手術(開頭術、定位的手術)を予定します。比較的症状の出にくい部位では拡大摘出を目指しますが、新たな神経脱落症状が出現しない範囲で留めるようにしています。その後、組織診断を参考に、放射線治療や抗がん剤等の化学療法も考慮します。
転移性脳腫瘍の場合、根治は難しく、原則的には外科的治療は行っておりません。他の腫瘍との鑑別のため組織診断が必要な場合や、頭痛・嘔吐・四肢の麻痺等が強く、手術により一時的なりとも症状の改善が期待されると判断し、ご本人も同意された場合には摘出術を行います。多発性の場合は原則的に全脳照射(30GY)を行います。原発巣の組織によっては化学療法も併用します。ガンマナイフ適応症例はガンマナイフをお勧めしています。いずれにしても、常に、限られた期間、有意義な生活を送っていただくことを念頭において治療を行います。
●頭部外傷(脳挫傷・急性硬膜下血腫・急性硬膜外血腫・慢性硬膜下血腫など)
頭部外傷の中で、血腫を有する疾患では、患者さまの意識状態や画像により、手術適応を判断し、適切かつ速やかに対処しています。慢性硬膜下血腫は頭部外傷後1〜2ヶ月で発症します。頭痛、片麻痺、歩行障害などがみられます。軽微な頭部外傷でも起こる場合があり、注意が必要です。手術は局所麻酔下で穿頭血腫除去洗浄術を行います。劇的に症状は改善しますが、10〜20%の症例で再発がみられ、同様の手術が必要となります。脳挫傷の症例は原則的に保存的治療を行います。重症例では積極的に低体温療法を併用しています。
●機能性疾患(顔面痙攣・三叉神経痛・てんかんなど)
顔面痙攣
下眼瞼から口角にかけて片側性にひきつる疾患で、顔面神経が血管や腫瘍により圧迫、刺激されて起こります。薬物治療では軽快することはあっても、完治はなかなか望めません。開頭術を行い、顔面神経を圧迫する血管を剥離して減圧することで、症状は消失します。(微小血管減圧術)
三叉神経痛
顔面の激しい痛みを自覚する疾患で、三叉神経に炎症が波及したり、腫瘍や血管の圧迫・刺激でおこります。顔面痙攣より薬物治療が奏功しますが、薬物アレルギーの方や薬物治療無効の場合、微小血管減圧術にて治癒する症例が存在します。
てんかん
薬物治療が中心となりますが、症候性てんかんで病巣がはっきりしている場合や、薬剤難治性てんかんの場合は、外科的焦点切除術を行うこともあります。
●炎症性疾患(脳膿瘍・髄膜炎など)
抗菌剤等の薬物治療が中心となります。脳膿瘍の場合、開頭あるいは穿頭にて膿瘍を排膿する手術を行います。

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医師のご紹介

船越  孝 画像
ケアサービス本部
本部長
老人保健施設アウン
施設長

船越  孝

卒業年 1971年
主な専門領域 脳神経外科 主に脳血管障害
所属学会/資格 日本脳神経外科学会
日本脳卒中学会
日本小児脳神経外科学会

日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医

今井 秀 画像
総合大雄会病院副院長
今井 秀

卒業年 1982年
主な専門領域 脳血管障害 脳腫瘍 機能性疾患
所属学会/資格 日本脳神経外科学会
日本脳卒中学会
日本脳卒中の外科学会
日本脳神経外科コングレス

日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医

医学博士

白紙 伸一 画像
脳卒中センター統括部長
白紙 伸一

卒業年 1984年
主な専門領域 脳血管障害 脳腫瘍 機能性疾患 中核神経系のMRI
所属学会/資格 日本脳神経外科学会
日本脳卒中学会
日本脳卒中の外科学会

日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医

医学博士

安藤 弘道 画像
脳神経外科診療部長
安藤 弘道

卒業年 1991年
主な専門領域 脳血管障害 良性脳腫瘍
所属学会/資格 日本脳神経外科学会
日本脳卒中の外科学会
日本脳神経外科コングレス

日本脳神経外科学会専門医

医学博士

加藤 貴之 画像
脳卒中センター部長
加藤 貴之

卒業年 1997年
主な専門領域 脳血管障害、良性脳腫瘍
所属学会/資格 日本脳神経外科学会
日本脳神経血管内治療学会
日本脳卒中学会

日本脳神経外科学会専門医
日本脳神経脳血管内治療学会専門医
日本脳卒中学会専門医

医学博士

岡 直樹 画像
脳神経外科医長
岡 直樹

卒業年 2001年
主な専門領域 脳神経外科全般 頭痛 ボトックス治療
所属学会/資格 日本脳神経外科学会
日本脳卒中学会
日本小児神経外科学会
日本頭痛学会
日本癌学会

ボトックス講習・実技セミナー修了医
日本脳神経外科学会認定専門医
日本がん治療認定医機構、がん治療認定医

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脳卒中センターは以下の施設で診療を行っております。

関連施設イメージ
名称 総合大雄会病院
所在地 〒491-8551
一宮市桜一丁目9番9号
Tel 0586-72-1211(代)
受付時間 外来担当医表をご覧ください。
休診日 日曜 祝日
12月31日〜1月3日
4月3日(開院記念日)
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