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IVRセンター

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概要・特色

IVRとは「Interventional Radiology」の略で、細い針や管(カテーテル)を癌部や血管内に通して病気を切らずに治すことができます。苦痛が少なく身体に優しいため、高齢者にも適している治療法です。X線透視、CT、超音波、血管造影などの放射線診断(画像診断)を行いながら治療するので、「放射線診断技術の治療的応用」や「画像診断下治療」と言われ、「血管内治療」とも呼ばれます。
大雄会は、平成13年にIVRセンターを開設。日本のIVRのパイオニアであり、世界的にも有名な打田・奈良医大名誉教授(日本IVR学会前理事長、IVR専門医)をセンター長に迎え、永田医師を中心として積極的にIVRを行っております。

対象疾患と診療内容

A. Vascular IVR
1) TAE(肝動脈塞栓術)による肝細胞癌(HCC)の治療
腫瘍(がん)に栄養している血管に、カテーテルを通して、抗がん剤を混ぜた油(Lipiodol)やゼラチンスポンジ細片(ジェルパート)でつめる(塞栓する)ことによるHCCの治療であり、TACE(肝動脈化学塞栓術)とも言われます。腫瘍が存在する狭い領域(亜区域または区域)だけに約1mmの細いカテーテルを用いて超選択的に行うSegmental Lipiodol)-TAEにより、合併症を抑えて優れた効果が得られ、多くの方は治療後約1週間で退院できます。
2) 抗がん剤動脈注入による癌の治療
経皮的に腹壁皮下に埋め込んだリザーバーポートと接続した動脈に留置したカテーテルから、抗がん剤を動脈注入する動注化学療法。転移性肝癌と進行HCCが主な対象ですが、進行子宮癌なども対象になります。最近、HCC治療用に市販された動注用CDDP(アイエーコール)などはリザーバーを使用しないでone-shotで肝動注します。
3) バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)による破裂性胃静脈瘤の治療
内視鏡的に治療困難な破裂性胃静脈瘤を、胃腎静脈短絡路(シャント)を経由して逆行性にバルーン閉塞下で胃静脈塞栓術を行います。
4) PTA(血管拡張術)による血管閉塞の治療
動脈硬化などにより血管が詰まった部分をバルーンやステントで広げて治療します。腸骨動脈、下肢動脈、腎動脈、透析シャント、上・下大静脈などの閉塞病変が対象になります。
5) ステントグラフト(合成樹脂で覆ったステント)留置術による大動脈瘤の治療
カテーテルを通してステントグラフトを大動脈瘤内に置いて治療します。高齢者や心疾患のある方に有用です。腹部大動脈瘤用のステントグラフト(Zenith)が認可され、当IVRセンターでも使用できます。
6) その他のIVR
外傷、胃食道動脈瘤、腎臓、消化管、子宮などからの大量出血のTAEによる止血。

B. Non-vascular IVR
1) PRFA(経皮的局所穿刺熱凝固焼却術) による肝臓がんの治療
針で腫瘍(がん)を穿刺して熱凝固焼却により治療します。TACAと併用することにより治療効果を高めることができる場合があります。
2) 経皮経食道胃管挿入術(PTEG)による経管栄養
胃や腹部の手術後で癒着が高度な場合や、腹水などで経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の適応とならない症例が対象。
3) PTCDとステント留置による悪性閉塞性黄疸の減黄
手術不能悪性胆道閉塞が対象。
4) CT下肺生検や食道、気管などの手術不能悪性閉塞病変をステントで開く治療など。

超音波、CT、MRI、PETなどの画像診断により早期に診断して、IVR専門医により治療を受けることが大切です。

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医師のご紹介

打田 日出夫 画像
IVRセンター長
奈良県立医科大学
放射線科名誉教授

打田 日出夫

卒業年 1961年
主な専門領域 放射線科画像診断 腹部画像診断: 単純エックス線、IVP, 消化管バリウム検査、CT, MRI、血管造影なのどの各種画像診断法による消化器(消化管、肝、胆、膵)、泌尿・生殖器の診断 腹部・血管IVR: 別に記述した各種のVascular と. Non-vascular IVR
所属学会/資格 日本医学放射線学会
日本消化器病学会
日本血管外科学会
日本脈管学会
日本人工臓器学会


日本医学放射線学会放射線科専門医
日本消化器病学会専門医
日本IVR学会専門医

医学博士

永田 剛史 画像
大雄会クリニック放射線科部長
永田 剛史

卒業年 1995年
主な専門領域 放射線科画像診断 IVR:特に血管内治療(腹部、末梢血管)
所属学会/資格 日本医学放射線学会
日本IVR学会
日本血管内治療学会
日本脈管学会
日本静脈学会
日本救急医学会

日本医学放射線学会放射線科専門医
日本IVR学会専門医
日本がん治療認定医機構、暫定教育医

医学博士

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