ごあいさつ

MESSAGE

地域で
「思いやりの心」
をつなぐ。
それが大雄会の
役目です。

地域のために大雄会は何ができるか。
その問いかけから生まれたさまざまな取り組み。

大雄会は99年の永きにわたり愛知県一宮市で歴史を重ね、現在では地域の中で医療・介護を包括的に提供できる社会医療法人へと成長してまいりました。当法人が99周年を迎えることができましたのも、地域の皆さま、および提携医療機関をはじめとする関係者の温かいご支援とご協力の賜物と心より深く感謝申し上げます。
初代院長、伊藤郡二は「医療を通じて地域に貢献したい」という志を持って、大雄会の前身である岩田医院を開設しました。1929年に国産第1号のレントゲン「比叡号」を導入したことに始まる「進取の精神」は、そのまま大雄会のDNAとして脈々とスタッフに受け継がれ、今日に至っています。しかし、最新の医療を積極的に導入することは、私たちにとって手段に過ぎません。根底にあるのは「地域の皆さまに信頼され、親しまれ続ける存在でありたい」という思いであり、大雄会の基本理念「思いやりの心を持って患者さま・ご利用者さま中心の良質な医療・介護を提供する」に帰結します。この理念の実現を目指しながら、移りゆく時代に合わせて法人組織への改組や増床をはじめとするさまざまな対策に取り組んできました。
近年では、2017年12月、総合大雄会病院に49床の増床を伴う新棟北館の増設、翌2018年5月に大雄会第一病院から産婦人科を移転、産科病棟をこれまで以上に充実させ、総合病院ならではの安心・安全な分娩の提供を実現しました。今後数年をかけて、総合大雄会病院に急性期機能を集約し、大雄会第一病院はリハビリテーションや在宅療養を支援する病院へと機能分化を図ってまいります。また、2020年の冬季よりまん延した新型コロナウイルス感染症に対しては、保健所および地域医療機関と連携を密にし、当院ではICUを含む専用病棟を3棟設置して、患者さまの治療に専念しています。有熱者外来およびワクチン接種についても、新型コロナウイルス感染症が収束するまでしっかり対応してまいります。

より良い地域医療を提供するためには
医療機関同士が相互に補完し合う「全体最適化」が不可欠。

大雄会は「先進医療」、「救急医療」、「予防医療」という3つのテーマを柱に、急性期病院の機能強化・充実を図ることに力を入れています。この取り組みは、来るべき本格的な少子高齢社会に向け、地域のために大雄会が何をすべきかを真摯に考え、見出した答えにほかなりません。更には高次医療を中心とした病院施設のほかに、生活支援から介護に至るまで包括的なサービスの提供ができる機能・施設を持つ法人として、これからも患者さまやご家族に最適な支援を提案し続けます。また、国の施策としての地域医療構想では、地域に適正な医療を効率的に提供することで持続可能な社会保障の仕組みを再構築する方向性が強く示されています。地域医療は「競合から協調」へシフトすることで医療機関同士の連携は今後ますます重要になると考えています。異なる強みを持つ医療機関同士が相互に機能を補完し合いながら、地域全体の医療の質を向上させていく、そのような好循環をより強固な連携体制のもとで築けるよう、関係医療機関・諸団体に積極的に働きかけていきたいと思います。

大雄会100年に向けて、新たなステージの幕開け。
独自の価値を追求しながら精進を重ねる。

大雄会が取り組む急性期病院としての機能強化・充実は、今後もその目指す方向は変わりません。しかし、昨今の地域医療を取り巻く状況は決して明るいものではなく、私たちはより長期的な視点に立ち、公益性を追求していかなければなりません。 「患者さまにとって最善の医療とは?」「だれもが安心して健やかに暮らせる地域社会とは?」。その命題と向き合い、大雄会にできること、大雄会に期待されていることをしっかり実現していくよう、全職員一丸となり精進を重ねてまいります。今後も一層のご指導とご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

社会医療法人 大雄会
理事長
伊藤伸一
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